カベルナリア吉田作品を読むのは、「沖縄の島へ全部行ってみたサー」、「オキナワ宿の夜はふけて」、「沖縄自転車!」についで4冊目。相変わらずいい味出していますねぇ。

 島を制覇する、宿を堪能し尽す、自転車で走りまくる――ときて今回は、沖縄で体験した脱力系の出来事を面白おかしく独特の筆致で書き綴っています。この筆致はクセになりますね。
 けっして精神的に“へこんで”いるわけではなく、さまざまなことに対して気分的に“カックン”しているだけ。ふふ・・・そうそう、そうなんだよね、オキナワって。おれにも思い当たることがたくさんあるなぁ。(笑)

 沖縄は「癒しの島」などと言われるけれど、100%癒しの島なのではなく、時にはとんでもないことが突然起こって、目がテンになることがあります。
 そしてその原因を突き詰めていくと(沖縄のヒトはそんな課題追及にもまったく興味を持っていないようだけれど・・・)、結局はウチナーンチュの能天気さに行き着いてしまうのですナ。

 旅行者、ナイチャーは、そういう出来事に遭遇したときは腹を立てたり文句を言ったりしてはいけません。それはこの場合ムダというもの。
 おやおや、また来ましたかと悠長に構えて、沖縄人の県民性なり思考回路及びその人生哲学といったものに思いをめぐらせ、彼らを知るいいチャンスと捉えてじっくり行動を観察しちゃいましょう。
 つい思い出し笑いが出てしまいますが、そーゆーことを何回か目の当たりにすると、あの“カックン”の感覚が高じてしまい、これらをまとめて本にしたら面白いのではないか・・・などと考え始めるのでしょうナ、著者のように・・・。

 「海も道路も空もパニック 交通篇」、「衝撃!オキナワ動物園 動物篇」、「今日もどこかで天変地異 気象篇」、「住めば都だオキナワンハウス 建物篇」、「なんだか落ち着かない食卓 食べ物篇」、「街中バミューダトライアングル 街角篇」、「安さの向こうに驚愕の一夜 安宿篇」の7篇。
 面白いし、値段もお手ごろ。さあ、アナタもカベルナリア・ワールドをここから体験してみませんか?
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