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oshiro misako  tokuhara seibun

 3番手は琉球オールスターズ。この琉フェスのために手を組んだ唄者たちで、ひとつのユニットというにはビッグネームばかり。なので、その個性をひとつに統合、昇華することは難しいでしょう。
 だってそのメンバーは大城美佐子に徳原清文、元ちゃんこと前川守賢ですから。それらのシージャ方を恐る恐る太鼓でまとめるのがよなは徹。加えて琉舞が真境名由佳子というのですから。

 ステージ中央に徳原と前川が並んで椅子に腰かけ、それをよなはが太鼓でサポートして、1曲目は「加那ヨー」。
 曲調はゆったりめで沖縄民謡特有のグルービーさが滲み出ています。舞踊曲なので、こうなると上手から赤いティサージを肩にかけた真境名が登場して華やかに踊ります。
 徳原の歌い方が渋い。民謡をうたいこなすだけではなく、日頃から舞踊や組踊の舞台でも地方として唄三線をやっているので、むしろ踊りが入ると生き生きとうたえているような印象です。あと10年もしないうちにこの人は唄三線の人間国宝になるかもしれないと思いますが、どうでしょう。

maekawa shuken  majikina yukako

 2曲目は、前川がリードをとって「ヒヤミカチ節」。
 ♪ 我んや虎でむぬ 羽付きてぃたぼれ 波路パシヒック 渡てぃねゃびら・・・
と威勢よく。琉フェスでこの歌を聴くと誠グヮー(登川誠仁)が思い出されます。
 3曲目は、徳原が「浦波節」を。おおっ、いよいよ十八番を繰り出してきたぞという感じ。この唄独特の音階をもつ長めのウタムチがマニアを泣かせます。

 そしてここから大城美佐子が登場。彼女が好んで着る紫色のウシンチー姿です。女性らしくきちんと足をそろえて椅子に座り演奏態勢に入りますが、大城を紹介したよなはも彼女が何をうたい出すか知らない様子で、太鼓を叩いていいものかどうか迷っています。
 でもって選んだのが「白雲節」。うひゃあ、最高の選曲ではないですか! しっかりと7~8番ぐらいまでうたってくれました。
 夕闇に響き渡る白雲節。東京の空に沖縄の島々が見えるようです。大城の隣りに嘉手苅林昌が立っているのではないかと思わせるようなすごさがありました。イーチュグイ(絹糸声)といわれる声は健在。しかし大城美佐子も82歳。声量は多少落ちているのは致し方ないところでしょう。

 ゴリによれば大城は今でも毎日飲むそうで、ステージに立つのは緊張しないとのこと。そして「美佐子」と名の付く沖縄女性はクセの強い人が多いと笑いをとります。古謝美佐子のことを言っているのは琉フェス参加者なら周知のこと?

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