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 仲井眞さんこそが県民の幸せと発展を考えて最善の努力をした人。「売った男」でないことは歴史が証明するはずです-菅義偉官房長官-〈本書より〉

 Amazonの商品説明を以下に引用。つまり、当書の発売時の沖縄の状況です。

 「辺野古に基地を造らせない」
 反基地運動の闘士として絶大なる人気を誇ってきた沖縄県知事の翁長雄志氏。今、その足元にほころびが見え始めている。
 昨年(2016年)末には辺野古の埋め立て承認を巡る裁判に敗れ、17年2月には側近中の側近であった安慶田光男副知事に教職員採用を巡る不正介入疑惑が浮上して辞任騒動が勃発。長らく翁長氏を“応援”してきた沖縄メディアとの間にも亀裂が生じている。辺野古新基地の建設を阻止する有効な手立てを示せていないことが、その一因だと考えられる。
 この状況を歯がゆく感じているのが、前知事の仲井眞弘多氏だ。13年には一括交付金を含めて毎年3,000億円規模の予算を政府から引き出したうえで、辺野古の埋め立てを承認したため、「裏切り者」「沖縄の心をカネで売った」などと非難された。
 歴代の知事が軒並み新たな基地の建設に反対、ないしは基地問題に関する膝詰めの議論を避けてきたなかで、県民の反発を承知で仲井眞氏は辺野古の埋め立てを承認した。その葛藤と承認に至る政府との交渉の裏側を、仲井眞氏本人や当時の副知事、沖縄県庁関係者、歴代の防衛大臣に“防衛省の天皇”と言われた守屋武昌氏、菅義偉官房長官などへの取材を通じて明らかにする。
 翁長氏とはまったく異なるアプローチで沖縄の基地負担軽減に取り組んだ仲井眞氏を通して、基地問題を見つめ直した一冊。


 辺野古の埋め立てを承認した見返りとして政府から破格の予算を引き出した仲井眞知事が、取材陣を前にして「これはいい正月になるなあ」と話しているのを聴いて、この知事はいったいナンナンダと憤ったことをよく覚えています。
 著者は、「仲井眞ほど評価の分かれる政治家はいない」といいます。
 知事就任後すぐに、日米合意に基づく普天間の移設計画を進めようとする政府と対立し、また、辺野古移設容認の立場で当選したのに、地元に譲歩する姿勢を見せない守屋武昌防衛事務次官と激しくぶつかります。その後は鳩山政権による「最低でも県外」をめぐる混乱を経て、埋め立ての承認に踏み切り、長い間膠着していた普天間返還に道筋をつけたという評価もあります。
 仲井眞は沖縄の基地問題をどうしようとしたのか。そこにもう一度光を当てようというのが、本書のねらいです。

 ところで、これを書いている日の前日(8月8日)の晩、沖縄県の翁長雄志知事が、膵臓がんのため入院中の病院で死去しました。
 混迷する沖縄基地問題はどうなっていくのだろうか。ウチナーンチュには不思議なバランス感覚があって、県政は右と左に行ったり来たりすることがあるのですが、弔い合戦となる知事選はどういう結末になるのだろうか。

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