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 沖縄県の最高学府である琉球大学の独創的な知の蓄積を本に――。
 太平洋域、東南アジア、中国、そして日本も含めた経路に位置し、大きな流れを形成してきた沖縄の学と思想や、沖縄からの視点である「南からのやわらかいしなやかな智」を、現代社会に示したいとの観点から、平易にわかりやすく示したものとなっています。

 第1部は、南から読む歴史・文化・思想。「沖縄の「法」の見方」、「世界につながる沖縄の自治と未来」、「沖縄近代史を考える」、「移動する沖縄の人々」、「アジアにおける国際物流と那覇空港」、「沖縄の多言語社会を考える」、「漕ぎだそう、うちなあじあの海原へ」、「東アジア漢字文化圏と琉球」、「越境する沖縄の大衆音楽」、「宮古上布物語」。
 第2部は、南から見る地球・自然・人間をテーマとして、「ウルトラマンがいっぱい」、「亜熱帯沖縄の冬の寒さと動物たち」、「GPSで見た琉球弧のプレート運動」、「沖縄の空気」、「科学の力は若者に夢と希望を与える」、「地域の素材を加工する」、「南の島のインターネット」、「ニワトリいろいろ」、「沖縄の肉用牛」、「沖縄のヤギ」、「豆腐ようの歴史とサイエンス」、「遺伝子側からヒトと病気をみる」、「宿主と寄生虫の相互関係にみる共存の妙」、「南の腫瘍放射線医学」、「やわらかい国際島嶼保健」。

 自分の興味の赴くところに任せて本を選んでいるので、日頃ほとんど触れることのない自然科学系の読み物がむしろ新鮮。執筆者たちはものすごく気を遣って書いているようで、中学生でもわかるぐらいの言葉遣いですから、自分もそれなりに理解できます。
 このうち「豆腐ようの歴史とサイエンス」には触発されてしまい、訪沖時に豆腐ようを買ってきて、酒の友にしているところです。

 「やわらかい南の学と思想」シリーズはその後も続刊が発売され、現段階で「4」までいっているようです。

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