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 沖縄のことならば、基本的には何でも読んでみたい。ただし、1冊2千円以下ならば。
 ――これが書籍の購入に対する自分の基本ポリシーであり、2千円を超えるなら購入について慎重検討、3千円以上ならほぼ断念、という状況が続いています。
 一方、内容については、最近は政治・基地関係がなんだかクヮッチー気味。音楽とか芸能とか、そういう軽めのテーマについて面白おかしく論述するものとか、沖縄を題材とした創作系文学などが多めに欲しいところでしょうか。

 で、こちらは考古学。しかも島瓦についての。なかなかマニアックですね~♪
 琉球諸島の瓦、いわゆる「島瓦」は、島に住む人々や、島を訪れる人々にとって印象深くなじみのあるものですが、これまで研究対象として取り上げられたことはほとんどなかったのだそうです。
 しかし、屋根から落ち、土に埋もれた古瓦たちは遺跡を発掘する考古学者たちに対して驚くほど雄弁で、また意外な話を聞かせてくれるのだそうです。
 ということでこの本は、考古学的手法を用いて、琉球諸島で作られ、用いられた瓦を中心に話を進め、それぞれの時代ごと、地域ごとの状況を解説してくれます。

 琉球諸島そのものと「瓦」一般に関する考古学の状況を概括した上で、琉球諸島最古の瓦群について、琉球近世瓦の種類と特徴及びその系譜、その後の近代瓦の新展開などについて詳述します。

 視点こそミクロですが、ナルホド的価値は高いです。専門性の高い難しい表現なども、ほとんどないと言ってよく、読みやすく仕上がっています。
 しかし反面、初心者向けの入門書的な性格が感じられ、なにかもう一押し欲しかったかなぁという消化不良感も、ないと言えば嘘になる感じでしょうか。
 ま、自分のような初心者にはちょうどいい、としておかねばなるまいなぁ。
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