FC2ブログ
 もういっちょう。旧ティダカンパニーのFu-miさんのブログ「Forever Young」から。

○Forever Young 2011年11月30日
 いよいよ明日「三線SAMURAI/島うた40年史」と題するライブが開催されます。
 出演は「ハイサイおじさん」「花~すべての人の心に花を~」でお馴染みの喜納昌吉さん、ネーネーズのプロデューサーとしても知られる知名定男さん、りんけんバンドを率いる照屋林賢さん。
 沖縄民謡界を40年近くも引っ張り続け、島うたブームを創り上げた先駆者3氏が初めて同じ舞台に立つという事で注目されておりますが、私も「沖縄の歴史を動かす奇跡の共演」の目撃者となるべく、チケットを手に楽しみにしている一人であります。
 ところで、何故「奇跡の共演なのか?」と言う事について、手元の資料によると…。
 公然の事実として語られているが、3氏は絶対に交わらない3星(ミーチブシ)とか言われ続け、同じ舞台を一緒に踏んだ事が無い。先駆者ゆえの三者三様の生き様がやや誤解を産み、勝手に話が広がり、噂話的な感じも無きにしも非ずのようであるが、実際のところは本人達しか知らない事であろう…と。
 その三氏が共演するライブ実現への大きなきっかけを作ったのが、実は今回のライブで司会を担当する南こうせつさんなんですね。今年の夏、こうせつさんの音頭で那覇のとある居酒屋の奥座敷に集まる事となり、会食はアルコールも入り多少のバトルはあったものの、4氏共に還暦を過ぎて丸みを帯びた事もあってか(?)、終始和やかに進み、お開きとなる前に誰となく「年内に初ライブをやろう。LIVE会場は(3氏が)生まれ育ったコザの地で、小さな会場で良い…」という話に。「それなら、司会進行は私がやります」と、沖縄の移り変わりを外から見てきた南こうせつさんが買って出るという事になったらしいのです。(拍手)
 私と3氏の関わりについて。
 林賢さんとは「りんけんバンド」に歌姫の上原知子さんが加入した頃からですので、知り合って30年近くになります。ユッコと一緒にやり始めた頃にCMソングを歌わせてもらった事があります。更に、僕らの結婚披露宴には「メンバー(りんけんバンド)に誘われて来た」と出席(?)してご挨拶まで頂戴致しました。(笑)
 昌吉さんと初めて会ったのは、コンサートの音響スタッフとして仕事をしている時でしたね。リハを一通り終えて、サウンドチェックを兼ねて遊びで打楽器を叩いたら「おー、ノリがいいね」と昌吉さんがサンシンを弾いてちょっとしたセッションになりました。その後、那覇の「パレット久茂地」のオープニングイベントにご一緒させて頂いた際にご挨拶をしたところ「君は何派か!?」と聞かれて「はー?…派!?」とびっくりした事があります。(笑)
 知名定男さんとは「ネーネーズの拠点」として経営するライブハウスに、一度だけですが出演させて頂きました。その時に、自費出版で出したCDを真っ先に買って頂いて恐縮した思い出と共に「君はなかなか面白い事やりそうだね。頑張れ!!」と激励された事を覚えています。
 南こうせつさんとは「フォークTIDABOX」(RBCiラジオ)へのゲスト出演以来、ここ最近では「ニーニーズ」として東京で頑張っていた頃からの交流がある「かでかるさとし」と共に、沖縄でのコンサートでステージに呼ばれたり、昨年と今年のコンサートでの共演に引き続き、今年4月に開催された「東日本大震災チャリティーイベント」へ急遽出演する事になった際には、こうせつさんから私の携帯へ「フーミはその日は仕事とか大丈夫? 良かったら一緒に盛り上げようよ」との連絡があり「かでかるさとし&ティダカンパニー」として共演させて頂きました。
 ふと思えば、4氏と私もそんなこんなの縁もあったりという事で、明日のライブを楽しみにしている訳です。ちなみに、かでかるさとしは「忘年会の仕事が入っている」とのことでした。


samurai poster2 20111

○Forever Young 2011年12月2日
 これまでに、何度か機会はあったものの同じステージに揃って立った事がないという三人が、司会の南こうせつさんに呼ばれて並んだだけで、会場がざわめく不思議な雰囲気というか空気に包まれるというか。
 でもって、その主役の三人を見ていると、やはりどこかぎこちなかったり、それぞれ三者三様の個性というものがそのまま伝わってくるような。
 こうせつさんの「昌吉さん、怒ってない?」というツッコミに一発目の大爆笑となりましたが、眼光鋭い喜納昌吉さんも笑うと優しい笑顔だったり。(笑)
 こうせつさんとのトークも面白かったですね。お三方の父親がそれぞれ沖縄民謡界の大御所であるという話では、知名さんから「昌吉のお父さんはとても優しい人だった。それなのに何でお前は…」と言われて大爆笑を誘う一方で「私(知名定男)の父もとても穏やかな人で、カメラを向けると直ぐ笑顔を作る人だったけど、私はひねくれ者でクサブックァー(愛嬌のない奴)でしたね…」とも。(笑)
 その中で、照屋林賢さんが父親である林助さんに作詞を依頼した時のエピーソードでは、FAXで届いた最初の詩にダメ出しをすると「お前は人にお願い事をして駄目だというか!?」で喧嘩となり、実は親子での作品も多いけど、その度に喧嘩していたと。
 そしてその話と共に語ったのは「父親が偉かったのは、喧嘩をしてもお願いされた事を投げ出す事はしなかった」と。
 で、2作目の詩が届くのですが、ナントこれまたダメ出しをしての大喧嘩(!?)。ところが、決して投げ出さない父親の3作目が素晴らしい詩となって送られてきたそのFAXの一番下には「人の意見も聞いてみるものだ、お陰で素晴らしい詩ができた」とあったそうです。
 その話を聞いたこうせつさん、「じゃあこの三人も、これからは素直に人の意見も聞けばいいんだよね?」という話にまたまた大爆笑。昌吉さんとのトークでも「国とか国境とか言う、そういう次元の話じゃなくて、宇宙という視点から見れば、人間と地球がダンスするような精神でいかなければ間違いなく破滅に向かう」という話と共に、「大震災から原発問題を考えた時に、何も戦争だけが地球を破滅に向わすものではないという事がわかった。だから、これからはみんなで一緒になって考えていかなくてはならない!!」等々の持論に対して、「だったらこの三人も仲良くしていかなきゃ」というこうせつさんのツッコミにこれまた大爆笑。知名さん曰く「この三人は仲が悪いんじゃなくて、気が合わないと言うか馬が合わないんだよ…」で、最後まで大爆笑の連続といった感じでした。(笑)
 ところで、三人の中で唯一リードボーカルをとらない林賢さんに対して、昨日は知名さんから「お前も歌え!!」と父親の作品を歌わされる場面があったのですが、「僕は歌が下手で、曲を作るのが好きなんです」という言い訳を隣で聞いていた昌吉さんが、「林賢の歌を初めて聞いたね、なかなかいいね、もっと下手かと思っていたから…」と言うとこれまた大爆笑。
 この三人が揃ってのライブというのは、ぎこちない可笑しさが漂う不思議な雰囲気の中で「コラボというよりバトルだから」という感じにもなっていましたね。
 でもって、アンコールの拍手に戻されてステージ上で打ち合わせをするものの、やっぱりなかなか決まらない。知名さんから「一人一曲ずつを短く歌う」という事の流れから最後となった林賢さん曰く「今回は三線SAMURIというタイトルですが、本来は歌・三線なんですね。歌があっての三線なので、最後は上原知子の歌で締めてもらいましょう」と言って迎え入れたものの、「結局貴方は自分の事なのに私ばかり働かせてない!?」という奥様からのツッコミに直立不動となり、最後の最後は歌姫の美しく響き渡る歌声で幕を閉じるという「奇跡の共演」でありました。
 そして、何と言っても南こうせつさんあっての「奇跡のコラボ&バトル」であり、大成功の初ライブとなった事は間違いありません!!(拍手)
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://kakateyapo.blog68.fc2.com/tb.php/1076-c87a611d