去る2月末に、沖縄関係映画の中古DVDを、Amazonでまとめ買いしました。
 それらは発売順に次の6本です。

1 白百合クラブ 東京へ行く  200401 古650
2 八月のかりゆし  200402 古351
3 深呼吸の必要  200501 古795
4 サウスバウンド  200803 古850
5 南の島のフリムン  201002 古1100
6 ぱいかじ南海作戦  201301 古1250

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 ジャケットが全体として青い。それが沖縄のイメージなのだろうな。
 これだけ買って5千円ほど。借りるのもいいけれど、あれは返却期限があるので気ばかり焦っていけない。買ってしまえばいつでも見られるし、また何度だって見られる。
 事実、買ってからすでに1か月以上経っているというのに、このうち視聴したのは「白百合クラブ 東京へ行く」のみ。
 年度末、人事異動で居住地が変わるなどして何かと慌ただしかったからなのだけど、いつでも見られると思うとすぐには見ないものだとも言える。

 書棚には、買ってから聴いていないCDや読んでいない本もたくさんある。
 本は着実に読み進めていくしかないが、CDについては聴く環境が整っていない。自宅の自室にあったミニコンポは母に譲ってしまったし、アパートで使っていたミニコンポはまだ梱包を解いていない。
 音楽はパソコンのたいしたことのないオーディオ機能やヘッドフォンの空気を伝わってこないシャカ音で聴くものではないと考えているので、「音」のほうはまずコンポを梱包から(シャレではない)出すことから始めなければならないな。
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 2017年2~3月に買った本は、次の10冊です。

1 週末ちょっとディープなタイ旅  下川裕治 朝日文庫 201702 756
2 深呼吸の必要  長谷川康夫 幻冬舎文庫 200405 古258
3 虎の尾  今野敏 徳間文庫 201703 745
4 ソーメンと世界遺産 ナマコのからえばり  椎名誠 集英社文庫 201702 561
5 みんな酒場で大きくなった  太田和彦 河出文庫 201701 712
6 沖縄伝説の歩きかた  徳元大也 琉球新報社 201703 1782
7 沖縄への短い帰還  池澤夏樹 ボーダーインク 201606 古1433
8 小太郎の語やびら うちなあ芝居  大宜見小太郎 ゴマブックス 201606 1652
9 琉球王朝記―尚王家の栄光と悲劇  童門冬二 三笠書房  199210 古258
10 ウチナーグチ考―沖縄のことばと文化  儀間進 出版舎Mugen 201603 古2257

 2、7、9、10の4冊は中古本。
 2、3、6、7、8、9、10の7冊は沖縄関係本。

 1は、ホテルメトロポリタン山形での会議に出席する前の少しの時間に、エスパル山形くまざわ書店で手にしたもの。
 2は、DVD「深呼吸の必要」を買った(これも中古)のに併せて、そのノベライズ本を購入したもの。
 3は、空手家の著者による事件小説。
 4、5は、シーナと太田のエッセー。
 6は、沖縄に膾炙する伝説の地を写真と解説でまとめたもの。
 7、10は、値段設定の高めなものを安くなったら買おうと以前から狙っていたものですが、このうち10は新刊定価よりも高い金額で購入することになってしまいました。
 8は、沖縄芝居の名優大宜見小太郎の覚書や脚本で構成されるオンデマンド本。
 9は、1992年発刊の古い本で、1円+送料で出ていたので買っておこうと。

 自宅に置いていたもの、アパートから持ち帰ったものが合わさり、大きめの書棚の4分の1近くが未読本で占められているありさまになっているので、順番にいくとしたらこれらについては読むのはしばらく先のことになりそうです。


 2003年の映画「八月のかりゆし」をDVDで鑑賞しました。

 主人公のテル(松田龍平)は、普通の男子高校生。他の人と違うのは、ユタを母親に持ち、民俗学者で遊び人の父親が幼い頃に行方不明になったこと。
 ある日、母が他界。親戚の謝花家を頼って足を踏み入れた沖縄で、テルは従妹のマレニ(末永遥)に出会う。マレニは14歳。チルおばあの指導のもと、ユタになるために修行中だが、この世のものでないものが見えてしまうため、本当はユタになりたくない。
 家の側にはガジュマルの樹があり、そこにキジムナーがいる。ある日マレニはテルとともに、御獄でひどく悲しそうな少女の霊と遭遇する。マレニはなぜかその少女のことが頭から離れない。少女はマレビトに違いない。
 そう思い始めた矢先、マレニから贈られたカンカラ三線で不思議な曲を弾き始めるテル。「それって「マレビトの唄」?」。そう問い掛けるマレニに、「子どもの頃に聞いたことがあるんだ」と答えるテル。
 次の瞬間、どこからともなくキジムナーが現れ、マレニに向かって手招きをする。ふらふらと後をついて行くマレニ。それを見たおばあのチルは止めるどころか、そのことを知っていたかのように、「あんたも一緒に行きなさい」と着替えの入ったバッグをテルに渡す。
 訳がわからないまま、マレニを追いかけるテル。二人は途中で立ち寄ったライブハウスで、ビデオカメラで執拗に撮影を続ける不思議な女アキに出会い、3人の旅が始まる。聞くとアキも、マレビトに興味を持っているという。
 不思議なことが次から次へと巻き起こり、そして立ち寄った海岸で、何者かがテルに舞い降りる。乗り移られたテルは、もがき苦しみ、泣きながら誰かに向かって叫びつづける。
 テルに乗り移ったのは終戦直後のある日本兵の霊だった。当時、マレビトの里で助けてくれた娘を猜疑心から殺してしまい、成仏できずにいたのだった。そして3人の前に、娘の霊がゆっくりと現れる……。

 ファーストシーンで、主人公テルの母親役として仲田正江が登場。彼女が出るのはそのシーンだけなので、見逃さないようにしなければなりません。
 撮影個所は、本部町が中心で、国頭村「奥」行きのバスやコザのライブハウスなども登場します。

 チルおばあ役は、沖縄芝居役者で、県指定無形文化財(琉球歌劇)保持者の兼城道子(かねしろ・みちこ)。これは2003年の映画なので元気で演じていますが、その後2009年に79歳で他界しています。
 戦後の沖縄芸能界で女性だけで構成された沖縄芝居の劇団「乙姫劇団」で活躍し、2002年の閉団まで副団長。04年10月に乙姫劇団の中心メンバーらと「劇団うない」を旗揚げし、その代表として自ら舞台に立ちながら、後進の指導にも力を注いだ方です。

 マレニの母親役は、きゃんひとみという、沖縄出身で千葉県のベイエフエムで活動しているラジオパーソナリティー・フリーアナウンサーで、彼女の話すウチナーヤマトグチが素敵です。
 コザのライブハウスのシーンでパーシャクラブも登場。新良幸人は例によって赤シャツ、黒パン姿で「Katsuren Catsle」や「海の彼方」を披露。
 元首相の村山富市まで元兵士役として登場。嘉手苅林昌が存命ならこの老爺役は、「ナピィの恋」で東金城本家の当主役を演じた彼が適任だったかもしれません。

 映像はけっして上出来とは言えないし、役者のセリフは台本をただ読んでいるようなところがあったりしたものの、筋書きには沖縄なりの深いものがあったと感じたところ。
 いずれにしても、スピリチュアルなものに下駄を預けるようなところがあり、それが偶然過ぎる出会いの緩衝材となっているなどいい面もあるものの、やはりこれでごまかしが効いている部分が随所にあるなあと思ったところです。