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 5月及び6月前半に買った沖縄本は、次の8冊です。

1 沖縄道               宮城能彦   ザメディアジョン・エデュケーショナル   880
2 私の日本地図8 沖縄               宮本常一     未来社         2310
3 報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」   宮本雅史     角川学芸出版    1470
4 本音の沖縄問題                  仲村清司     講談社現代新書    798
5 原日本・沖縄の民俗と芸能史          三隅治雄     沖縄タイムス社    1600
6 沖縄からの風 「日本復帰40年」を問い直す アジェンダ・プロジェクト編 星雲社   1050
7 塩一升の女                     出水沢藍子    あさんてさーな    1500
8 ウマーク日記                    大城貞俊     琉球新報社      2000

 このところの読書ライフは比較的軽快に推移しており、どんどん積ん読の本が減っていく。
 そうすると、活字中毒者というものはツマラヌことを考えるもので、このまま減っていったらどうなってしまうのだろうと、やたらと不安になる。
 この不安を解消するべく、勇んで本の購入に走る。くふくふ。
 するってえと、また積ん読がたまり、いつになったら読めるのだろうと不安になる。
 とまあ、こんなことの繰り返しなのだ。

 最近の沖縄関連の出版物の傾向として、沖縄の影の部分に鋭くメスを入れるようなネガティブ系が多いような気がする。1、3、4、6などはそのクチではなかろうか。
 こういうものってどうしても鬱々として読むこととなり、これらばかりでは自分にとってあまりよい結果を招かない、ということを経験として体得している。
 なので、そういうものは避けては通らないまでも、できるだけ小説やエッセー、ノンフィクションなど多少気楽なものを織り交ぜて購入するようにしている。たとえば、今回ならば7や8など。

 現在、上記のほか新刊8冊、古書4冊を新たに発注しており、当面はストックがなくなるということはなさそうです。くひひ・・・。
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 著者は、元沖縄県知事の大田昌秀が琉球大学文理学部に初めてマスコミ(広報学)コースを開設した際の第一期生。その後琉球新報社で編集局長、東京支社長、代表取締役社長などを歴任した、ぶんや稼業が骨の髄まで沁みついた生粋の新聞人。
 ついこの前の2010年には「沖縄の新聞再生」を上梓したばかりであり、なかなか精力的であるなあとお見受けします。
 引退し、古希を契機に発行したこの本は、自分史であり、読み手のあてのないラブレターまたは遺言集だと、著者は「はじめに」で述べています。

 第一部は「ぶんや稼業奮闘記」。“高良ラッパ”の異名を持つ、当時那覇市議会議長のことを扱った記事が当人の逆鱗に触れ、桜坂のとある店で大騒動となった話などは印象的。この高良一という人物、那覇のモノレール建設構想を最初に提唱した人物として一部では名が知れていますね。
 このほか、自分が卒業生として臨む大学の卒業式の記事をアルバイトとして社会部のデスクに電話送稿したというのどかな時代の話など、全19話。
 いずれも洒脱な語り口で、軽妙なユーモアもたっぷり。文章のキレも抜群。そのため読んでいて肩が凝らず、酒場で一杯やりながら雑然とした古いオモシロ話を聞いているような感じです。
 こういう文章って、自然に著者の人となりが表に出てくるようで、誰にでも書けるというものではないのではないかな。

 このほか、地域の身近な話題を糸口に、戦後の新聞・放送史の一断面を追った「送信所用地に化けたガリオア資金」と、古い資料を整理していたら偶然見つかったという、1966~7年ごろに書いたらしい、沖縄戦で九死に一生を得た母子の半生を綴った「生き残った女」。

 ぶんやさんのこぼれ話って、いいですね。楽しいですね。