東京、横浜にある約70件の沖縄関係のショップ情報を中心に、食材図鑑など沖縄の「食」に触れた内容を目いっぱい盛り込んだのが本書。
 すべての「沖縄好き」が、食を通じて、恋焦がれる沖縄の風景がフラッシュバックするような本にしたい!という願いが込められています。
 いやはや、よくまあここまで集めましたねぇ、首都圏ではおなじみの琉球料理店はもちろん、私鉄沿線の路地裏の小料理屋、オキナワンなカフェなども網羅。してまた、“東京都内、横浜の沖縄タウンを歩こう”と題して、鶴見や代田橋商店街などの紹介もしています。
 前編カラーなので、それぞれのお店の雰囲気や店の人のにこやかな表情がよく表現されています。そして、なんてったって料理が美味しそうに見えること!
 今後の東京出張のお供になりうる本ですね。(笑)

 よく、「沖縄は好きだけど、沖縄の料理は美味しくなくてね~」という声を耳にします。それにいちいち反論するのが面倒なので、「まぁねぇ…」などと答えていますが、おれは、あれはあれで美味いなぁと思っていますよ。
 豚の耳とか、山羊の肉とか、パパイアの皮とか、真っ青な魚とか、なんかこう、本土ではあまり使われない食材のイメージが先行するきらいがあるのでとっつきづらいのかもしれませんが、それらをどう調理するか――といった面から観察すると、これにはなかなか奥深いものがあると思います。
 魚を真塩で煮る、豚などの臓物を丁寧に何回も下処理してご馳走にする、鰹節や昆布をたっぷり使ってダシをとる、いろいろな食材を混ぜこぜにして独自の食文化をつくる――などなど、数えあげればきりがありません。
 まぁ、いずこの料理であれ、先入観を持たずに何回か食べてみることが大切なのでしょう。人間のキャパシティってすごいですから、不味いとかなんとかいっていた人も何回かのうちに天啓を受け、きっと悟りを啓くことでありましょう。
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 先日、友人S氏と酒を呑んでいて、ふとしたはずみから沖縄に一緒に行ってみようか、てな話に。
 彼は、たしか沖縄未体験と言っていたような・・・。(かなり呑んでいたのでうろ覚えなのね) で、豊富な沖縄経験を持つキミは自分を沖縄に案内しろと。(笑)

 おれはといえば、去る12月に沖縄行き2泊3日を画策したものの実現せず、今後はどうしたものかと考えていたところ。
 すぐさま手帳をめくって日程を確認すると(このあたり、なかなかスバヤイ!)、どうやら2月9~11日の連休を利用するよりほか方法はなさそう。んじゃまぁ、ここにするべぇかと日取りはあっさり決定した、ように思う。

 さて、行って何をするかだが、ここはまぁ、本島オーソドックス旅、プラス若干のマニアック局面という程度に留めておく必要があろう。

 そこで、皆様のお力を拝借。
 オーソドックス部分はいいとして、マニアック局面についてのいいアイデアはありませんか?


 たとえば、その日ならどこそこでこういうイベントがあるよとか、最近できた話題のスポットはココだよとか。

 おれとしては、話題的にはちょっと古くなったかも知れないが、三越裏の「沖縄そば博物館」に行ってみたい。
 それから、国立劇場おきなわで沖縄芝居「薬師堂」の公演を見たいのだけど。

 お願いついでにもうひとつ。
 どなたか、今春の「RBC新春民謡紅白歌合戦」と「OTV東西民謡歌合戦」を録画している方はいらっしゃいませんか?
 いらっしゃいましたらぜひコピーさせていただきたいのですが、お願いできませぬでしょうか。

 以上2点、ど~かひとつご連絡をお願いします。



 大城美佐子をご存知ですか?
 大城美佐子というヒトは、沖縄島唄のイナグ(女)唄者の第一人者。島唄の神様として伝説化しつつあるあの嘉手苅林昌(1999年没)の追っかけから沖縄民謡界に入り、その後沖縄映画に頻繁に出演するなどして一時代を築き上げたお方なのです。
 そして、今でも那覇で民謡酒場を開いて現役バリバリで活躍しているのです。

 で、今日、その大城美佐子のオフィスの方からメールが届き、1月24日発売の新CD「唄ウムイ」を送るので、この新譜を聴いて講評してほしい――とのこと。
 以前から大城美佐子のアルバム紹介やライブレポートなどをホームページ掲載してくれて感謝! ということだそうです。
 は~、ホームページも長くやっているといいこともあるものですね。

    utaumui.jpg

 このCD、今度沖縄に行ったときにでも購入しようかと考えていたところでもあり、願ったりかなったり。
 大城美佐子の唄・三線のほか、知名定男が唄・三線と琉琴で参加。うう~、ス・テ・キ。
 ほかに、島太鼓:八木政男、唄・三線:名護良一、お囃子・三板:堀内加奈子 です。あぁ、早く聴きたいなぁ。

 このCDの一部はこちらで視聴できますので、どうぞ。

 ・・・ん、待てよ。もらったメールには「CDをお送りいたしたい」と書いてあるけど、「無料で」とかの記載はないぞ。あんれ、もしかして、受取人払い?
 まぁいいや、それでも。どうせそのうち買うつもりだったのだから。


 届きました! 大城美佐子の「唄ウムイ」。

 10年ぶりの新譜となる今作は、矢野顕子、ブルーハーツ、電気グルーヴ等、幅広いジャンルで活躍しているリミキサー、ミキサーの上原キコウ氏によるプロデュース。
 「若い世代が聴ける沖縄民謡のスタンダード」をテーマに、彼女が長年唄い続けてきた曲を、奇をてらった手法ではなくあくまでもシンプルに、そして従来の手法に捉われず沖縄民謡の王道を追求した、《現在進行形の沖縄民謡》が新たに誕生しました。――とのことです。

 これをタダで、しかも発売日の1月24日に先んじて聴くことができるというのは、無上のシアワセでアリマス。大城美佐子のオフィスに大感謝!

 だが、・・・う~む、沖縄民謡のスタンダードの王道を追求しているのに、従来の手法に捉われていない――というのはどういうことなのか。この表現に矛盾はないか?!

 ま、このあたりを探求し、明らかにするのが私の役目なのでしょうな。

 収録曲は14曲。
 師匠の嘉手苅林昌直伝の「白雲節」、「廃藩の武士」、「あやぐ節」、「国頭大福」などがラインナップされていますね~、いいぞいいぞ。
 また、知名定繁の「別れの煙」や普久原朝喜の名曲「移民小唄」も。
 さらには沖縄舞踊や沖縄芝居の劇中歌などもいくつかあってバラエティに富んでいる。
 「敷島煙草」と「親の心」はおれとしては初めて聴くものなのかな?

 ということで、実際に聴く楽しみは少しあとにとっておきましょう。
 そのインプレッションは近々ホームページの「唯我独尊的島唄解説」に載せますので。

 さ、今日の夜からNFLのディビジョナルプレーオフの4ゲームが連続放映されるので、まずはそれを観ないとね。(笑)
 画策していた沖縄行きが具体化しました! 35回目?!
 格安パックの確保に失敗して一度は諦めかけたものの、同行のS氏はすでに日程をFIXしていてもう後には引けないと。
 なので、あれこれ策謀をめぐらせ、片道早割、もう片道は株主優待の半額券を活用してチケットを確保。もう必死。(笑)
 さらには会員になっているホテルを使って1泊タダにして、そしてそして、永年勤続の記念にもらった2万円の旅行券を使うことにして、結果としてパックよりも激安にあげられることになった。怪我の功名というところかねぇ。

 沖縄芝居「薬師堂」公演、りんけんバンドのスペシャルライブ、かりゆし芸能公演を観て、場合によってはネーネーズのライブか民謡酒場なども組み入れる計画。
 あ、そうそう、ネーネーズといえば、宜野湾の「島唄」はこの2月いっぱいで営業をやめて、那覇の国際通りに店舗が移るそうですよ。宜野湾でネーネーズを見るのはこれが最後になるね。

 また、友人と2人での沖縄行という稀なパターンなので、高級琉球料理店や南部のカフェなどにも寄ってみようと思っている。
 このほか大衆食堂での定食や有名店での沖縄そばなども堪能し、本島周辺の離島にも渡ってみる計画。

 いやはや、盛りだくさんの3泊4日になりそうで、もう、楽しみさぁ!



 最近、泡瀬のチョンダラー(京太郎)が妙に気になっている。

 日出克や與那覇徹といった沖縄の唄者がうたう鳥刺舞(トゥイサシメー)や御知行(ウチジョウ)の歌を聴いて感化されたというのが事の始まりなのだが、これらを聴いていて、身体の芯の深いところで何かそのキレのいいリズムにシンクロする部分があるように感じたのだった。

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 チョンダラーとは、「京都から来た太郎」の意味。彼らは、明治初期頃まで人形芝居や祝福芸、葬儀の際は念仏歌を歌ったりしながら、沖縄の各地を回った芸人集団だったそう。転じて、中世の京都で盛んに行われていた祝福芸が沖縄に伝播して発達した門付芸能のこと。

 明治初期の頃まで首里の行脚屋敷=安仁屋(アンニャ)村(現在の首里久場川町付近、首里リウボウのあるあたり)に住みついた京太郎集団が、沖縄各地で村落の各戸を訪ねて祝儀として「万歳」を奏し、余興として「鳥刺舞」や馬頭をつけた踊りを演じたものである――ということらしい。ナルホド、万歳なのね。

 また、エイサーの「七月念仏」は京太郎から伝えられたそうで、エイサーの道化役チョンダラーも京太郎。もっとも、エイサーの道化をチョンダラーと呼ぶようになったのは、戦後からのようだけど。

 で、泡瀬のチョンダラーは1906年、首里から移住した寒水川(スンガー)芝居の役者から伝えられたものが村芝居に取り入れられ、1980年には県の無形民俗文化財の指定を受けているものなのだそう。

 毎年旧暦の9月9日過ぎの最初の土曜日か日曜日に披露されるということなので、そのうちいつか見に行きたいものだと思っている。
 さて、続き。

 RIKのホームページ「泡瀬京太郎」によると、陣笠を持って踊る「御知行の歌」は、日本本土に伝わる桝舞(千秋万歳)が元にあるそうな。褒美がもらえると唆されて沖縄に渡ってきた京太郎たちが、結局何も手に入れられなかったことに報復するためにうたった歌とも言われており、「大繁盛」を唱え会場を盛り上げるという熊本県下盛郡松橋町の「豊年もちつき踊り」の歌詞にも似ているのだという。

 それでは「鳥刺舞」とは何か?!
 そんな疑問を探るべくWEBを放浪してみると・・・。
 ありました、Wikipediaに。
 それによると、『鳥刺しは、鳥黐などをつかって鳥を取ること。またはそれを生業とする人。古くから職業として成立しており、イソップ童話やモーツァルトのオペラ「魔笛」などにも登場する。』――のだそう。へぇ~、そうなんだ。

 さらに『江戸時代の日本においては、鳥刺しは鷹匠に使えており、鷹の餌となる小鳥を捕まえていた。黐竿をもった鳥刺しのふるまいを真似た「鳥刺舞」(「鳥刺し踊り」「さいとりさし」とも)は伝統芸能として各地に伝わっている。』とも。

 そして、各地の伝播例として、長崎県の「鳥刺し踊り」や鳥取県の「さいとりさし」と並んで、我が山形県は天童市の「石倉鳥刺舞」というものまで紹介されているではないか!!
 う~~む、泡瀬のチョンダラーが自分の足元に残る伝承物と繋がっているということには静かに感動せざるを得ませんね。



 ところで、沖縄のチョンダラー芸能の伝承を知る上で非常に興味深いページをめっけたのでご紹介。
 それは、ボーダーインクのページ内にある「仲宗根幸市のしまうた余聞」
 奄美の島唄の系譜や沖縄羽地内海周辺のモーアシビ事情などに交じってチョンダラーについても考察をしていますが、ここではその中の一文だけを載せておきましょう。

『本土在住の舞踊家児玉清子氏は、小さいころ久米島でみたチョンダラー芸の「サントゥリ サーシヌ ミーサイナ」(小鳥刺しを見なさいな)という鳥刺舞の珍しいことばとリズムの反復、指を天にさすような身振りが、鮮烈な印象をもって脳裏を離れなかった。』
 ここで山形県内の状況について整理しておきましょう。

 まず、天童市の石倉鳥刺舞
『鳥刺舞は、門付芸である万歳の変化したものです。太夫は、もち竿をもって鳥を捕まえるしぐさをし、才蔵は鳥づくしを唄います。石倉鳥刺舞は、いつの頃からか、石倉の若者たちの間で唄われていたものだと言われています。石倉には祝唄として「雑魚すくい舞」、「米はかり舞」、「蟹舞」などがあります。』



 実家のすぐ近く、山形市山家本町の山家田植踊
『田植踊は、本来は稲の豊作をもたらそうとするマジナイの踊りで、もとは小正月に近村を回って踊り歩いたものである。江戸中期の享保年間に、金勝寺の円通寺建立のとき、地固めに踊ったとされている。伝承する曲目には「お正月」「朝はか」「昼持ち」「5尺てぬぐい」「すがらやま」「鉦と撞木」「もとみや」「ほんまつ田」「上がりはか」などの9曲があり、「鳥刺舞」も付属している。』

 鶴岡市藤島の「古郡神楽(太神楽)」
『最上義光の臣、新関因幡守が因幡堰開鑿の大工事を施工し、堰が完成した際、神前に神楽を奉納し神のご加護に深く感謝の意を表したものと言われている。獅子舞、剣の舞、傘まわし、皿まわしなどとともに、鳥刺舞が舞われる。』

 沖縄の芸能をたどっていったら、ふるさと山形に行き着いた。
 こうして見ると、日本って、なんか、面白いですね~。
 ファイルを整理していて、1997年に発売された、初代ネーネーズのアルバム「明けもどろ~うない~」についてのテキストを見つけ、なつかしく思ったので、少々長いですが掲載してみました。
 かつてネーネーズのHPに掲載されていたものです。



(以下引用)
新生ネーネーズのニューアルバム「明けもどろ~うない~」がいよいよ登場する。フル・アルバムとしては「夏~うりずん~」以来2年ぶりのリリースで10月22日発売予定、既にライブでも好評のタイトル曲「明けもどろ」以下10曲、バラエティ豊かな名曲、佳曲に恵まれ、これまで以上に楽しく美しいアルバムに仕上がっている。

収録曲の主な内容としては、まず映画「秘祭(新城卓監督)」のメインテーマ曲として知名定男が書き下ろしたモチーフをネーネーズの為に改作、アルバム全体に流れるメッセージ=平和への祈りをやさしく歌い上げ、その格調高い風情が感動を誘う話題作「明けもどろ」、
 アコースティック・ギター・デュオ、ゴンチチとの数年にわたる互いのラブコールが実現させた至福のコラボレーション「島ヤカラー」と「永良部の子守唄」、
 一昨年のオリオンビールCMをリメイクして何とオールディーズ風ダンスミュージックに生まれ変わってしまった「チムグクル(肝心)」、
 もともと語り芸として親しまれていた詞をあの登川誠仁が口述・補作したといわれる「口説囃子」を、アコースティックな肌触りのRAPとして現代に蘇生、アルバム中異彩を放っている「KUDUCHI」、
 その他、これぞネーネーズの真骨頂!知名定男・曲に岡本おさみ作詞のアイランドミュージック「情け知らずや」、
 同じくビセ・カツ作詞のレイドバック演歌「ZAMPA」、
 そして何よりもネーネーズにとって新しいスタンダードの誕生といえる「翼を休めに来ませんか」と、普久原メロディが親しみ易い「三月三日」、
 これもアルバム中ハイライトの一つ、「ニュース23」でオンエアのエンディング・テーマをカバー、ロック色濃厚な意欲作となった「平和の琉歌(桑田佳祐・詞曲)等、充実したメニューを誇っている。

 レコーディング・メンバーはチナ・サダオ楽団(高田弘太郎、三好寛昭、山脇正治、嘉手苅聡、後藤ゆうぞう、横澤龍太郎)の他に、知名定男とその一番弟子松田末吉、そしてここ2年を通して成長著しい知名定人が初レコーディングを果たし「明けもどろ」「平和の琉歌」の三線を担当している。
ゲストミュージシャンは、先に触れたゴンチチの他、中国上海から中国琵琶の印玉文と二胡の陳敏の2人が、また、ゲスト・ボーカルとして津波恒徳が「ZAMPA」に特別参加している。
 プロデューサーはもちろん知名定男、サウンド・プロデュースはチナ・サダオ楽団のギタリスト高田弘太郎、そしてエンジニアには「なーらび」以来の名手・村川大介を招き、万全の布陣で制作された。

 通算8作目にあたる本アルバムの大きな特徴は、新メンバー當眞江里子の加入によるキャラクター面の変化に加えて、知名定男の長年にわたる懸案=コンピュータによる打ち込み(自動演奏)の一切排除を実現した事だろう。
 5年以上の歳月をかけて日本各地よりピックアップされたミュージシャンの集合体=チナ・サダオ楽団の定評ある演奏力をフル活用して、生演奏だけによるライブ感豊かなオケ(伴奏)を完成させた事、その為に沖縄瀬底島におけるリハーサルの段階からポータブル・デジタルMTRを利用した最新の録音システムを導入した事、こうした制作プロセスの変更がトータルなサウンド面に変化を与え、伸びやかで解放感に溢れたネーネーズ本来の唄を実感させてくれる結果を生んでいる。
 知名定男がスタートさせた新生ネーネーズとその“唄”は、少しずつその姿を変えながら今後のウチナーPOPを示唆する新たな地平に乗り出した。 (引用ここまで)

 新作アルバムとしては初代最後のものとなったこのアルバム、思い出深いものがあります。
 私もこのCDについてインプレを書いていますので、ご覧ください。
 「唯我独尊的島唄解説~ネーネーズ」


 「島の南端に星見石と呼ばれる石がある。ちょうど人差し指が伸びたような岬の上にあるその石は、乙女の丸い爪を思わせた。石の真下には吸い込まれるほどの透明な海が広がり、珊瑚の群生が海の色を変えていた。上空から眺めればガラスケースの中のジュエリーを選んでいる年頃の娘の指に見えるだろう。」――という、文学的で美しい絵を見るような書き出しで始まるファンタジー・ノベルです。

 産婆のオバァのまじないによって姿を見えなくされてしまった愛する息子。未婚の母、津奈美は命をかけて井戸に飛び込み、“陰”の世界へと向かい、他の人間にかけられた「七つの願い」を奪うことで、息子の姿を取り戻す――という設定。

 「バガージマヌパナス」、「風車祭(カジマヤー)」、「レキオス」、「ぼくのキャノン」などで彼の作風はよくわかっているつもりですが、ファンタジーというジャンルのものは時々現実からあまりにもかけ離れていることがあって、オジサンとしてはそーゆー場面はハチャメチャなものに感じられて、ややツライ。(笑)

 特に今作は、舞台こそ石垣島なので興味深いのだけど、なんか、次々とステージを移ろっていくロールプレイング・ゲームをやっている感覚があり、時として若向け、長編のアクション漫画を読んでいるような気になってしまった。
 冒頭に転載したようないい文章表現もあるんだけどなぁ。

 正直な読後感は、「次は純文学が読みたい」――であります。(笑)
 沖縄の大衆食堂が好きで、沖縄行きが決まればまず食事をどこでとるかを考えてしまうおれ。
 で、最近なかなか食べるチャンスに恵まれないおれは、しょうがないのでネットでいい店はないかと研究にいそしむわけだが、見つけた、ぜひ行ってみたい店を。
 それは、コザ十字路界隈の「丸長食堂」だ。

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 いろんな意見がある。たとえば、
「ガラガラーっと戸を開けると 、きったない座敷に、おばぁと、寅さん風の脱力オヤジがうようよゴロゴロしてて、期待通りの病んだ雰囲気! 誰が店員で、誰が客なのかまったくわかんないアナーキーな空気の中で 、HAPPYな夕食を。」――とか、
「2つある入り口の1つは閉め切ったまま。ドアを開けると真正面には民謡ショーのポスターが張ってある。ご飯ものを注文すると、薄く切ったマーガリン、いわゆる“バターごはん”が出てくる。」――とか、
「店内はお世辞にもキレイとは言えないが、「味」はバツグンである。なんと! ここの食堂24時間営業でありまして、夜中から朝にかけてはタクシーの運ちゃんや飲み屋で働くお姉様が仕事帰りに立ち寄るお店であります。」――とか。

 う~む、・・・行ってみたい。食べてみたい。
 「ランチ」(画像左)はボリューム満点でたったの550円で、注文するとご飯の上に「バター」が乗っかってくるそう。
 また、焼肉定食の肉の量は尋常ではないのだそう。

 おそらくおれは、近いうちに必ず行くことになるのだろうナ・・・。