またまた昨日の続き。
 蝶を意味する“はーべーる”は、八重山では“ぱぴる”と転訛する。
 ここには、日本古語が現代に至る過程で、P音(ぱぴる)→F音(ふぁべる)→H音(はべる)と順に変化してきたことの名残りを見ることができ、八重山のほうが古語に近い発音だということなのです。
 古層は辺境にこそ温存される――というワケですな。

 で、八重山には蝶の舞い遊ぶ姿を楽しげにうたった「パピル節」という民謡があって、おれはこのうたがえらく気に入っているのだ。

 ♪ スリ初春になりば 野山花盛り 色々ぬパピル花に 花に舞い遊ぶ

 貴方は蝶で私は花。花からは傍に行くことができないので
 どうぞ貴方から私の傍に来てください

という、まぁ、色恋を蝶に託してうたったものなのだが、民謡のデキとしてはなかなかのものなのですよ、これが。

 この唄、新良幸人が十八番にしていて、よくステージでうたったり、CDに収録したりしているので、聴いてみてくらはい。三線のキレも鋭く、とてもいいですよ~。


 これは2003年11月発売の「月虹(GEKKOU)」で、これにも収録されています。

 律音階で明るくうたわれる八重山の「パピル節」は、沖縄本島に行くと完全なる琉球音階に変化して、「スーリー東(あがり)」として少し物哀しくうたわれます。
 こちらは、

 ♪ スーリ東 打ち向かてぃ 飛ぶる 綾蝶(あやはべる)
   まじゆ待てぃ蝶 伝言(いえい)持たさ ・・・

という歌詞になってうたわれます。
 出所の同じ歌が、琉球弧の中にありながら、場所によって音階も、歌詞も、このように違ってくることに、強烈な好奇心を覚えます。
 はて、元歌に近いのはどちらなのか、どのような伝播によってこのような違いが生じたものか…。
 いやぁ、興味は尽きませんなぁ。

 新良幸人のすべてについては、唯我独尊的島唄解説~新良幸人をご覧ください。
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 ひゃあ、美しい!
 ウェブをウロついていて、上原知子のベストショットを発見!
 RV-OKINAWAのページから拝借です。
 そこには、「普段から明るく、華のある女性だ。紅型がよく似合い、ステージでは一気に歌い上げたり、しっとり聞かせたり、実に多彩な声の表情を持っている。」と書かれてある。うん、そのとおりだよね。
 そこにある画像のいくつかを見れば、撮影者が上原知子に魅了されていることが手に取るようにわかってしまう。(笑)
 上地一成(ドラムス)や大川豊治(ボーカル)がいた頃だからかなり前の撮影と思われますが、この色香は今も健在である。
 このほかにもいくつかの知子画像があるので、魅了された方は覗いてみてください。

 蛇足だけど、おれ、彼女と誕生年が同じなんだもんね。
 だからナンダ!?と問われれば、彼女はその年齢とは思えない若さと技量と活力がある――ということを言いたいのですよ。おれは彼女が同い年だなんて信じられないもん。
 この一週間ほどの読書ライフは極めて順調である。
 石垣用喜の「石垣島物語」(文藝書房刊)、砂守勝巳の「沖縄ストーリーズ」(ソニーマガジンズ刊)、目取真俊の「沖縄「戦後」ゼロ年」(NHK出版刊)という具合にスラスラサッサと読み進めている。


 そして今、読んでいるのが具志堅敏行著「古代琉球語の旅」(那覇出版社刊)である。
 琉球語は、古事記や日本書紀、万葉集の時代を数百年もさかのぼって考えなければならない、いわば「謎」の言語である。
 ウチナーグチの中にキラリと光る雅やかな古語の響き――これがたまらないのですな。
 で、その謎に果敢にも独り取り組み始めた具志堅さん、なんでも永年勤めた高校の英語教師を55歳で勧奨によりさっさと退職し、興味の赴くままに執筆活動を始めた、というのですよ。なんとも羨ましい限りではありませんか。
 祖母が話していたという今帰仁方言をベースに、日本祖語に語源を持つと思われる語彙や地名を分析、解説しています。
 表現方法は、学究的と言うよりは、普段の生活から拾い上げた疑問の数々を徹底的に追及する――という、そう、あの「探偵!ナイトスクープ」的な好奇心オリエンティッドなものとなってます。
 読み始めたばかりだけど、なかなか面白そう。でも、ちょっと手ゴワイかも。ほとんど改行のない文章が400ページ近くにわたって続くからなぁ…。
 ほとほと感心するのは、著者の古代琉球語に対する熱い情熱や姿勢。このぐらい入れ込める人って、人生、楽しいだろうなぁ。


 宮古島の皆さん、台風8号直撃ですね。お見舞い申し上げます。
 沖縄本島の皆さん、昨日までの盆行事、お疲れ様です。

 さて、18~20日のエイサーまつり、出演団体が決まりました!
 詳しくは、Kozawebのこのページをご覧ください。
 18日には夜7時から道じゅねーもあるし、見応えありそう!
 おれは3日間ともバッチリ観てくるゾ、ふふふ。

 今年は、うるま市のエイサーまつりと日程が重なってしまったためか、平敷屋(へしきや)青年会が出場しないのはチョーザムネン。
 ははあ、調べてみたら、やはりそうなのですね。 → うるま在住のたかおの日記

 う~む、どうしようかなぁ…。
 どうしても平敷屋が見たくなったときは、20日は勝連総合グラウンドのほうに行っちゃおうかな。
 平日、職場では、昼は100円前後のパン1個をモソモソと喰ってオル今日この頃。毎日たらふく食べていたら身体が持たんので…。
 でも、こんな日々ばっかしでは心のほうが持たない。(笑)
 ああ、何か美味いものをたらふく食べたいなぁ…。

 で、思い出したのが、那覇港の波布食堂の「肉そば」だ!(“はぶ”と読んでね。)



 どうだどうだ、この圧倒的なボリュームは!
 おれはこの肉そばを2回食べているが、完食を“勝ち”とするならば、おれは今のところ1勝1敗である。そしてこの1勝は、大金星に値するものと思っている。
 そう簡単に食えるモンじゃあないですよ、この量。
 写真には写っていないけど、肉そばをたのむと、空の味噌汁用のお椀がついてくるのですよ。要は、上にのっている野菜をこれにザザーッと移さないと、真打ちの沖縄そばにはそう容易にはたどり着けませんからね、フフフ…という意味なのです。
 なのでおれも野菜の上っ面をザザー。
 そして食べ始めるものの、この野菜、店の人たちが「これは肉そばであるわけさ」と言うだけあって、豚バラ肉が大量に投入されているからして、咀嚼するのに一丁前のパワーを必要とするのですね。
 まったくもう…。
 食べながらおかしくなって、笑ってしまった。
 しかし…。
 食べても食べても、野菜炒めの量が減らぬではないか。そばまではまだ、たどりつかない。
 「ドウナッテイルンダ、コレハ…」
 そして、ようやくそばを食べ始めた頃にはだんだん腹がくちくなってきて、依然として減っていかない量に恐怖感すら覚えるようになるのですよ。

 こう書くと、ただ量が多いだけかとお思いのアナタ! 沖縄の大衆食堂をアナドってはいけませんぜ。これがまた、とっても美味なのですよ。
 一度、女子供を(“家族”と書けばいいのに)連れていったところ、口をそろえて「うんま~い♪」との評価だったからね。

 これでたしか、650円だったかな。
 沖縄に出かけたなら、ぜひ試してほしい名品ですな。

 おれの沖縄大衆食堂のベスト3は、この「波布」と首里の「あやぐ食堂」、それに長田の「やんばる食堂」かな。
 昨日に続き、今日も調子に乗って沖縄美味いものの思ひ出をひとつ。

 今はもうなくなってしまったのだけど、与那原に「かっちゃん」という食堂がありました。
 巨盛り食堂でそれはもう、有名でした。
 世に巨盛り食堂は数々あれど、妙にウケをねらって、一人前2500円!とか、20分で完食したらタダ!とか、ゼッタイに一人で食べるのはムリ!!みたいな、イベント効果を期待するようなものがその大半となっている…とは言えまいか。
 しかしですよ。このかっちゃん、このようなもの(“ちゃんぽん”という)が、なんとまぁ、わずか450円(!)で食べられたのですよ。



 おれはわざわざ食べに行きましたね、山形から与那原まで。
 で、飛行機代を出してまで食べに行く価値は、確実にありましたね。(笑)
 おれは、大盛であれ何であれ、自ら発注したものはゼッタイに残さないで食べるのダという固い信念を持って生きている。
 そして臨んだかっちゃん。いや、まずは見てびっくり。皿のこの直径はナンダ?! 皿の向こう側が見えなくなるほどの盛りの“高さ”はどうだ!? おいおい、そばスープの量はなんでこんなに多いんだ??
 で、食べてみる。
 ・・・。(咀嚼中)
 おぉ、これはめっちゃ美味いではないか、おぉ、(んぐんぐ)、おおぉ! これはダシとラードの味付けがいいんだね、きっと。(んぐんぐんぐ)

 そう、ここまではよかったのですね、えぇ。
 しかし、半分も食べきっていないうちから膨満感にあふれてきて…。「おれはひょっとして、半分を残したままギブアップしてしまうのではないか」というあの恐怖感に襲われたのです。
 あれは2002年のことでしたが、初めてでした、こんな経験。これまで大切にしてきた信念をギタギタに凌辱されたような…。

 もう、そこからは必死ですよ。なりふりかまわずスプーンを口に運ぶこと数十回。我を忘れて完食し、そのあとは座敷でしばし放心状態となっていました。

 かっちゃんで働いていたあのおばさん、今も元気なのだろうか。
 あのような内容のものを450円で提供するという考えそのものが、土台無理な話だったのではないか。この一食に卵を3個使っていたそうだからなぁ。
 夢まぼろしの世界でもいいから、もう一度、かっちゃんのちゃんぽんとめぐり会いたいものだなぁ。

 かっちゃんの“ちゃんぽん”レポートはこちら。
 今年5月の沖縄本島と座間味島の旅行記が、ようやくできあがりました。いやはや…。
 旅の眼目は、那覇ハーリーの会場で行われる島唄や芸能のライブの数々をみて、読谷・嘉手納方面、さらには座間味島をバイクでツーリング。して、食事は沖縄の大衆食堂でガッツリ――というもの。



 写真の「劇団でいご」のお笑いショーをはじめ、パーシャクラブや太陽風オーケストラ、よなは徹、りんけんバンドのライブなど。
 このほか、村吉茜、上間綾乃、伊禮麻乃、コーニーズ、斉藤真美、新垣小百合、ザ・フェーレー、松田一利、仲田まさえなども登場します。

 「食」はというと、軽食の店ルビー、浦添のふくや、沖縄そばのあじゃず、やんばる食堂、あやぐ食堂、花笠食堂などを紹介! (こうして名前を並べてみると、すごさ爆発!!)

 もりだくさんですので、ぜひ読んでみてください。

 「本島・座間味 旅の記録 2006.05」はこちらから。

 しかし、今日一日はこれの作業で終わったナ。
 今日はいつもより涼しかったからできたのかも。


 どうです、美味そうでしょ。
 那覇は若狭にある高良食堂のトーフチャンプルー400円です。このボリュームでこの値段、すごいねぇ。
 ごはんはてんこ盛りですが、巨盛りの範疇にまでは足を踏み入れてはいず、おれはこのぐらいがちょうどいい。
 味噌味のトーフチャンプルーは独特。胃にやさしい感じ。毎日でもイケそう。
 漬物なんてものはつかない!というのも、一種潔さが感じられてよろし。
 それに、懐かしささえ醸し出している昔ながらの古い店構えが、スバラシイ!
 店内は広くないので、食後には座敷でゆっくり休みたいところだけど、場所を譲り合って楽しみましょう。
 精力的に調理していたおとっつぁんは元気かなぁ…。またカウンター席からその様子を眺めたいものであるナ。

 高良食堂のトーフチャンプルーレポートはこちら
 いぇ~い!! 高校野球もいよいよ大詰めですが、わが地元の日大山形もベスト8進出!(八重山商工は残念ながら負けちゃったけど)
 野球小僧だった小学校時代、なぜ山形は高校野球で勝てないのか、疑問だった。当時は各県1校ではなく、南東北地区予選というのがあって、いつも仙台育英や東北に負けて、甲子園に行くことすらできなかったんだよなぁ…。
 それが今年は、晴れの舞台で仙台育英を下し、今日の対今治西戦では延長戦をサヨナラで制するという堂々の戦いぶりでアッタ。
 苦節ン十年。苦悩しつつその後野球から遠ざかっていったおじさんとしても、とってもウレシイ。

 さて、沖縄FOOD特集。
 このところ重たいものばかりが続いたので、今日は沖縄そばの名品をサラリと。



 ――どうですか。そう、首里そばですよ。
 近時、沖縄そばのナンバーワンとして長く君臨しておりますですね。
 ご覧のとおり、スープは透明でとても上品な感じ。紅生姜ではなく、きざんだ生姜が、実に格調高い芳香をただよわせます。
 麺は、すご~くしっかり。沖縄そばは“よく噛んで”食べるものだったのだということを思い知らされることになります。
 ほかとはちょっと、格が違うという感じ。

 しばらく食べていないけど、味は変わっていないかな?
 …なんて考えてしまうと、いてもたってもいられなくなりますね。(笑)

 首里そばのインプレッションはこちら
 沖縄そばでいい思い出となっているのが、コレ。
 浦添市のてだこそばです。



 浦添市民会館で開かれていたあるイベントを覗いた折、昼飯をと思って近くにあったここに入ったのですが、これが大当たり! うまかったですよ~♪
 この写真ではちょっとわかりづらいけど、特長は麺にあり! ま、おれのことですから、目の行き所は自ずとここになるのね。極太麺のラーメンのような感じで、いい意味で麺の存在感はバツグンであった。
 ここの麺、もはや沖縄そばの範疇を超えているのかも知れない。
 これを沖縄のそばじょーぐー(そば上戸)はどのように思っているのであろうか。好き嫌いは分かれるかもしれないが…。
 おれはいいと思ったゾ。

 さて、明日から4日間、コザへと赴きます。
 この間、目いっぱいエイサーを観てこようと…。
 台風も九州のほうに行っちゃったし、前途は洋々たるものがあるね。
 


 いやはや、エイサー三昧の3日間でした!
 この18日から21日まで、ANAの旅割を使って第51回沖縄全島エイサーまつりを堪能してきました。
 上は、胡屋の国道330号、サンエー北付近で繰り広げられる園田青年会の演舞。これこれ、これが見たかったのよね。

 聞いてくださいよ。
 18日は道じゅねー(踊りながらの道めぐり)を、12団体2時間30分、
 19日は沖縄市青年まつりと称して、沖縄市の青年会13団体の演舞を6時間30分、
 20日は本大会の14団体をまたまた6時間30分、
 これらをすべて、この目でじっくりと見てきたワケです。

 この暑さとあの人混み。ハードワークでしたが、ワチム(おれの心)がとても納得、満足。好きでなければやってられませんナ。(笑)
 観ていていろいろ感じたり思ったりしたことがあったけど、今、ここでは語るまい。そのうちきっと、じっくり咀嚼、消化して語れるときがくるだろうて。
 う~む、いまだにエイサーまつりの感動が覚めやりません。
 熱い熱い3日間だったなぁ…。

 と思っていたら、NIKKIさんからコメントをいただきました。
 NIKKIさん、実はおれ今回、園田公民館にも行こうとしたんです。
 目指したのはこれが2回目。でもまた道に迷ってしまい、諸見里公園なんていう山の窪地のようなトコに出てしまいました。
 かつてある人から、公民館での演舞の様子をホームビデオで撮ったDVDをいただきました。で、その映像がもう気合満々でやたらとスゴかったので、その場だけでも見てみたいト…。
 ま、公民館直接目視はこの次のコザ訪問の際の楽しみにとっておきましょうね。

 園田公民館での演舞の様子は、園田青年会のHPでも見られるのは知っていました。ほかには、照屋林賢の撮った映画「ティンクティンク」でもかなりじっくりと見ることができますよ。



 NIKKIさんは女性の手踊り部隊もお好みのようですが、おれもそうなんです。美童(みやらび)たちの小麦色の健康的なふくらはぎと、しなやか手の所作がいいんです!(心に偽りなし)

 このたびじっくり観察すると、
1 まず、女性の手踊りを取り入れている青年会が少なくなっているようだ。
2 少子化の影響なのか、各青年会の女性手踊り隊の人数が減っている。
3 女性の着物の丈の長さは、青年会によって案外まちまちである。
4 また、丈の長さは、青年会のエイサー活動の歴史に比例する傾向がある。
5 蛇足だが、手踊りは群舞がよく、撮影時はあまりズームしないほうがよい。(笑)
 など。

 ということで、画像は、琉球國まつり太鼓の女性太鼓タタチャーです。

 NIKKIさん、私もリンクを張らせていただきますので、よろぴくです。
 この夏のエイサーシリーズ、その3です。



 取り出だしましたる1枚の画像。嘉間良(かまら)青年会の、青年まつり(8月19日)の演舞の模様ですが・・・。
 まん中に写っているにいちゃん、ころころとした体型で、いや~、脚が短いですなぁ。でも、とても一生懸命踊ってますなぁ。

 だがしかし。
 こやつ、本番となるとこんなに真剣な顔で張り切って踊ってますけど、おれは前日の夜、しっかり見ていたんだゾ、おまえのことを。

 嘉間良青年会は前夜の道じゅねーにも参加していたのですが、その中に一人、まったくやる気のなさそうな締太鼓担当がいたのです。
 そヤツはまず、太鼓を叩くという気合、覇気がない。そして、「はい、ここで休憩!」となると、首をうなだれて地面にべったりと座り込んでしばし動かず。「はい、再開~!」の声でようやく鎌首をもたげ、“ペッ”とつばをひと吐きしてのろのろと立ち上がっていました。

 おまえはよぉ、いくら連日の道じゅねーだと言っても、それはねえぞ、見ている人が大勢いるんだゾ! ――と、そのときは毒づいてやりたくなったものだった。

 ま、お疲れだったのでしょう。
 もしかしたら、景気づけに少々多めにビールなんぞを飲んでいたのかもしれません。
 そんな経緯があったので、翌日の演舞では思わず彼に注目してしまいましたが、別人のようにすごかったですよ、はい。
 そして、愛嬌のあるこの体型で頑張っている姿を見てしまうと、前日のがさついた気持ちもすっかりなごんでしまいました。

 がんばれ、嘉間良のにいちゃん! 


 まつりの名物、嘉手納町千原エイサー保存会の演舞です。
 青年会が母体のエイサーグループが多い中にあって、ここは「保存会」。
 かつての千原集落は、いまは基地の中。でも、かつての千原住民やその子孫は、住む場所が散り散りになった今でも、このエイサーによって強い絆が保たれているのだそう。
 空手の打撃の所作を取り入れた演舞は迫力があって独特です。
 おれもけっこう好きで、楽しみにしていた団体のひとつでした。
 ゆったりした地謡もなかなかよかですよ。

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 女踊りの優雅さといったら、そんじょそこらのまつりで見るようなとってつけたようなものでなく、沖縄生まれの女性たちの身体に染みついた「民族の血」のようなものを感じる。
 柔らかな身のこなしと手のこねり。う~ん、美しい。まねできない。
 太鼓の音とともに、アジア人らしいふっくらとしたふくらはぎがやさしく動く。
 そして、素足につけるのはなぜかインドネシア産のおそろいのビーサン。
 これらに楽しそうなみやらびの笑顔が加われば、もう最強、エイサーは至上のものとなる。

 画像は、沖縄市松本青年会。再結成5年目。おれが沖縄市のエイサーに興味を持ち始めた頃にはまだなかった団体だ。
 松本青年会のように、エイサーのメッカの沖縄中部でもどんどん新しい団体が活動を始めている。文化の発展、継承の観点からも実に頼もしいことだ。


 エイサーシリーズの最終回(?)は、「琉球風車(かじまやー)」。
 沖縄国際大学の学生などで編成されるシンカ(仲間)で、伝統的なものに加えてよさこいソーランのノリもあり、ユニーク。ご覧のとおり、衣裳からして違うもんね。
 なんつっても演舞者たちのこの笑顔こそ、まつりの魅力です。

 女の子、多し。締太鼓なんか、このようにあらかたが女性でした。
 男性は、後ろに写っているように、チョンダラーなどになっていました。

kajimaya.jpg