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 ようやく――といった感じで、5月の連休中に敢行した沖縄旅のドキュメントをはじめた。
 那覇ハーリーとライブの数々、そして今回は座間味島にも渡ってみたので、そのことを書いていく。
 しばらく間が開いたので、そのときに感じたことをリアルに書くのはもはや難しい。しかし、このくらいのインターバルをおくと、旅の骨格をある程度客観的に把握することができる、という利点もある。
 いずれにもよしあしがある。
 ちょうどいい塩梅というのはいつ頃を言うのだろうか。何回旅をしてもその頃合いを計りかねている。
 ま、それがわからないからおもしろい、とも言えるのだろうね。
 旅行記はいずれ 「TOBI’s琉球弧探訪」 に掲載しますので、しばらくお待ちくださいね。
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2006.07.03 荒くれジルー
 今日、楽天ブックスでCD「三線王」を注文。
 登川誠仁、喜納昌永、知名定男、よなは徹、山里勇吉、大工哲弘、新良幸人、松田弘一、湧川明、嘉手苅林昌、金城実、国吉源次、徳原清文、照屋寛徳――という豪華メンバーがクレジットされています。これは「買い」ですね。


 さて、サービス画像は「おとう」こと嘉手苅林昌。沖縄民謡界の鬼才です。
 1996年10月、久高島に渡る船上にて。いい顔しているねぇ。荒くれジルー(彼の幼名)もすっかり好々爺然としている。
 おとうはこのちょうどこの3年後、肺がんで帰らぬ人となった。


 唐突だが、おれは沖縄音楽に凝っている。ウチナーポップといわれるチャンプルーミュージックや民謡、エイサー音楽、果ては琉球古典音楽までどれをとってもスバラシく、これらを聴くことが心の糧になっているのだね。沖縄風にいえば命果報(ぬちがふ)、命薬(ぬちぐすい)――といったところかな。
 で、その中でも神々しさの著しいのが、りんけんバンドの上原知子なのだ。“天上の歌声”などとも言われておりますナ。
 なんちゅうか、一度聴いたら虜になってしまうというか、魔法使いなどにありがちな催眠術的魅力を持っているような気がする。その歌声はもはや「声」を通り越し、神の啓示として身体を貫くかのように感じることもしばしばあったりして。
 だまされたと思って一度聴いてみなさい。霊感の強い人であれば、仰天してぶっ倒れるかも…というのは大袈裟に過ぎるか。
 上原知子については、「琉球弧探訪」の「唯我独尊的島唄解説~上原知子」をどうぞ。

 いやね、自分のブログを眺めてみて、自己満足だな~、コンテンツにポリシーというものがまったく欠如しているな~と思い、なにか読者からも楽しいな~と思ってもらえるものがないかな~と考えたときに、黒い縁取りをほどこした彼女の2つの大きな瞳が脳裏をよぎったのですよ。それだけなのですけどね。

 付け加えておくけど、彼女が神々しく催眠術師のようであるのはステージでうたうときなのであって、普段の彼女はこんな感じです。ステージ衣裳以外のスナップって、案外貴重かも。
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 今日の画像は、山里ゆき&げんちゃん(前川守賢)だ。
 今おれは山里ゆきのCD「山里ゆき特集」(マルフク)を聴いている。1990年代の録音で、60分以上はあるという聴き応えたっぷりの作品。
 若かりし頃(昭和30年代…)は、今帰仁に美人の民謡歌手がいるともっぱらの噂だったそうで、あの嘉手苅林昌もいっしょにうたおうと何回か通ったという逸話がある。だろうね。さぞかし美人だったんだろうなぁ。
 今はすっかり年をとってしまったけど、その声にはますます深い、そして独特の“ハリ”のようなものが出てきているように感じますね。
 つい最近は、饒辺勝子、金城恵子とともに3人でCDを発売したらしいが、そのハリは健在なのかどうか、確認してみたいところですナ。

 前川守賢は、沖縄では知らない人がいないくらい人気の民謡歌手兼コメディアン兼司会者みたいな人。父守康ゆずりのナイスなセンスの持ち主です。

 いや、今日も、ひらめきです。ブログは?と考え、ひらめいたものを書くだけです、私は。

 ついでにもうひとつ。
 山里ゆきがコザの胡屋で饒辺勝子とともに出している店(スナック)で、松田しのぶとともに。
 松田しのぶは「ハリヨイ美童」でデビューして以来、その後どんな活躍をしているのだろう?
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 いやぁ、いい女になったなぁ…。
 比屋根幸乃。吉田康子や古謝美佐子などの実力者がいた初代ネーネーズにあって、一番若いはりきり娘だったよね。というよりも、知名定男のプロデュースのもと、そういう役回りをせざるを得なかったのだろうなぁ。
 あの頃の幸乃は(おれにとっては、もうやたらに)キュートだった。4人の中ではいちばん背が低く、ややぽっちゃり系だったので、琉装で身体をスイングさせながらうたうと、なんかこう、かわいい着せ替え人形が動き出したような趣があって、不思議に愛らしかったのですね。
 「平和の琉歌」や「ノーウーマン・ノークライ」などではきれいな高音でソロパートをうたい、感動を与えてくれたものだった。
 その幸乃も再婚し、沖縄を離れて本土で生活するようになり、ネーネーズで共に活躍した宮里奈美子や古謝美佐子などと唄会を開いているらしい。
 古謝美佐子の夫である佐原一哉によって、2002年に奈美子のソロアルバムが生み出されはしたものの、残念ながら幸乃のソロアルバムはまだない。佐原サンでもごとうゆうぞうサンでもいいので、誰かプロデュースしてくれないものだろうか。

 あのきれいな歌声は健在だろうか。
 三線の腕前は上達しただろうか。
 唄会に参加し、彼女の現在を垣間見、確かめてみたいものだ。

 比屋根幸乃については唯我独尊的島唄解説~ネーネーズをご覧ください。


 毎日鬱陶しい梅雨の日々が続いていますね~。今年は、我が東北南部地域にとっても、ホントに絵に描いたような梅雨らしい日々となっている。あ~ぁ、いつになったら夏の太陽が輝くことやら…。
 ということで待ち遠しい夏ですが、今年の夏を威勢よく快適に乗り切るために手に入れたのが、沖縄民謡のCD2種。

 ひとつは「三線王」。沖縄民謡界の重鎮たちがずらり。16曲中すでに所有している音源は半分近くになってしまうが、こういうコンセプトでまとめて聴くというのもそれでまたいいのだろうということで。

 もう1枚は「エイサー DE スリサーサー」。よなは徹が所属する栄口青年会と、松田一利が所属する謝苅青年会による2枚組。“完全無欠のエイサーアルバム”だそうだ。まだ聴いていないけど、スタジオでなく、実際のものに近い野外の録音だといいんだけどなぁ。

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 仲村清司の「沖縄チャンプラ亭」を読み始めました。
 昨日まで、小難しいというか、文章表現の仕方がどうも自分にはしっくりこない本を読んでいたのですが、やっと読み終わって、ささ、次行こ、次――ということで。
 いやぁ、こっちときたら、それとは好対照。おもしろおかしい文章なので、ぐいぐい進んじゃって、もう、まもなく読了です。
 いいなぁ、こういう本は。
 この調子でどの本も読んでいければ、20冊にもなんなんとする“積ん読”のストックもあっという間に在庫解消できるんだけどなぁ…。
 インプレは読了後にホームページに載せておこうね。

 今日は久しぶりに晴れの朝を迎えるも、夕方から雨。まだまだ梅雨。
 でも、朝方、ミンミンゼミが鳴くのが今年初めて聞こえた。遅い夏ももうすぐそこだ。


 妙に聴きたくなって、ストックから取り出して聴いているのがコレ。
 知名定男の本土デビューアルバムの「赤花」です。
 1978年モノ。それがCDとなって1994年に再発されたものを入手したものです。
 バックミュージックの一部に古さを感じるものの、当時からレゲエやへヴィロック的な曲づくりをしていて、随所に先見的なところがあります。
 ヨーアフィグワー、くがり節、ジントーヨー・ワルツ、ウサガンナ、バイバイ沖縄、アカバナー、ジェラシー、白瀬走川、キジムナー・ブルース、ニライの海――というラインナップ。
 多くはネーネーズがカバーしていますが、おれの場合、その多くはやっぱり知名のうたうもののほうがいいな~と感じている。
 このCDあたりに、その後彼がワールドミュージック・メイカーとなっていくルーツがありますね。

 その知名定男。そうでありながら実は、沖縄民謡の名手でもあるというのだから、オドロキである。
 1945年生まれの61歳。島唄のうたい手としては、本物になるのはこれからといった年齢。老け込むことなくますますの活躍を期待したいですなぁ。

 知名定男については、唯我独尊的島唄解説・知名定男をご覧ください。



 こんどは「奄美しちもんにゃ?」(高城書房刊)を読み始めた。
 “しちもんにゃ”? どーゆー意味よ、コレ。
 想像するに“知ってるかい?”ぐらいの感じか。
 奄美に関する3択のクイズ本なのですな。
 入門クイズ、初級クイズ、上級クイズ、難問クイズとあり、それぞれ25問ずつ。やってみたところおれは100点満点の81点だった。
 採点結果を見ると、「なんやぁ上等ど。でけむんだりょっと」ということで、「これだけできればたいしたもんです。お利口さんです」とのことです。う~む。一生懸命やったのに、チミたちの感想はそれだけなのか。
 奄美諸島については、行ったことがあるのは大島、加計呂麻島、沖永良部島、与論島だけなので、詳しいところは知らない。でも、方言から類推する場面などでは沖縄関係で培った知識が奏功するところがけっこうあった。やはり奄美と沖縄との間には深い絆があるんだろうねぇ。
 徳之島や喜界島も、なんだか面白そうだな。与路島や請島なんかはもう、極致なのだろうな。
 ――と、また現実逃避の浮遊視線状態になる。
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 久々に晴れ間がのぞいた休日。午後からおっかぁが子どもたちを連れて実家に泊りに行ったので、まぁ、いつもに増して伸び伸びとした1日であった。……表現に破綻はないか?(笑)
 ということで、一人のホリデイを音楽鑑賞に充ててみた。
 先に買った「エイサー DE スリサーサー」の2枚組を、いつもよりチョイ大き目のボリュームで。
 いやぁ、いいですなぁ、エイサー。手足がむじゅむじゅしてきます!
 スタジオ録音だけど、上手に収録したという印象。太鼓の重低音をうまく拾っているし、男女のフェーシ(ハイヤ!とかイーヤサッサ!とかのお囃子)も本番のようににぎやか。それなのに、足踏みや地団駄などの雑音は見事なほど、ない。そうとう凝った収録手法を採ったのではないかと思量されますね。

 さて、今年の夏・沖縄は、8月18~21日、コザに全島エイサーまつりを観に行きます。このCDはそのモチベーションを大いに盛り上げてくれます。あぁ、待ち遠しい!
 今年の出演団体はもう決まったのかな。調べてみようっと。

 エイサー界では人気、実力ともにナンバーワンの園田(そんだ)青年会の画像をオマケしましょう。拡大してご覧くださいね。

 昨日、墓掃除の話を書いたけど、その際に妙に心にからみつく出来事があった。
 掃除が一段落し、墓の敷地の縁に腰掛けて一服しながら汗を拭いていると、どこからともなく1匹のモンシロチョウがやってきて、おれの周りをはかなげにひらひらと一周し、去っていった。
 おれは信心深いほうではないが、あぁ、これはきっと、先祖のだれかがご苦労さんとでも言いに来たのだろうなと、何の抵抗もなく思ってしまった。
 山深い地に開かれた墓地にはおれ一人。杉林のあちこちから、ヒグラシが声を掛け合うようにして鳴く声が降り注いでくる。
 こんなシチュエーションなら、おれならずともそう思う人間はいるのではないか。


 話はまたオキナワに飛ぶが、沖縄では蝶のことを「はーべーる」と呼ぶ。「綾蝶」と書いて「あやはべる」などと云う日本古語と同源。
 そのはーべーるは、沖縄では昔から、死者の魂が宿るものとされている。
 かつて竹富島で、草原一面がモンシロチョウで真っ白になっているのを見たことがある。それはそれは幽玄で、一種の極楽浄土のように思え、眺めながら、全身から力が抜けていくような感覚を味わったものだった。――そんなことを思い出した。

 画像は、日本最大といわれるオオゴマダラ。沖縄の離島などではごく普通に見られる。
 蝶の飛ぶ姿は優雅で美しいと思うが、コイツの飛び方たるや、大きな羽根に風をまとわせ、ふわりふわりと実にダイナミックである。優雅の極致だ。