2010.02.08
沖縄カミさん繁盛記 〜笑築過激団 編

2010年1月に行った沖縄旅の際、首里りうぼうのTSUTAYAで買ったもの。
表紙を見た瞬間に「これは買いっ!」と思いましたね。で、ページをめくってみると・・・スゴイ! 沖縄の文化や芸能を担ってきた女性はもちろん、男たちを陰で支えた女性たちもたくさん載っていて、それらもあの人の奥さんでしたか、というものがほとんど。
登場人物の全部を紹介しますと・・・
チアキ(しゃかりのボーカリスト)、のんちゃん(コミックバンドとぅるるんてんのメンバー)、石坂美砂(シャンソン歌手)、山城ルミ(ジャズシンガー)、知花加代子(オペラ歌手知花賢招の妻)、平仲敏子(ボクシング元チャンプ平仲信明の母)、みや里京子(カラーコーディネータースクール主宰)、亀井利栄子(ミュージシャン日出克の妻)、大工苗子(唄者大工哲弘の妻)、吉田康子(初代ネーネーズメンバーの民謡歌手)、福田加奈子(乙姫劇団出身の女優)、桃原あい子(民謡歌手)、大城美佐子(沖縄民謡唄者)、与世山澄子(ジャズヴォーカリスト)、宮城愛子(陶芸家宮城秀雄の妻)、桑江純子(人形劇団かじまやぁ主宰)、斎藤美土(ロック歌手宮永英一の妻)、普久原カロリーナ(沖縄芝居俳優普久原明の妻)、吉田妙子(役者)、富田由美子(日本舞踊西川流師範の妻)、島袋君子(国指定重要無形文化財「組踊」総合指定立方保持者島袋光尋の妻)、嘉手苅秋子(唄者故・嘉手苅林昌の妻)、登川茂(唄者登川誠仁の妻)、北島角子(女優)、大宜見静子(沖縄芝居大宜見小太郎の妻)。
・・・どうです、すごいでしょ。スゴイんです。知っている人ならわかります。これは読まなければナランでしょう。
写真入りでインタビューが載っていますが、みんなそれぞれ齢を重ねても表情は美しく、真摯な眼差しの中にも、日々をしっかりと積み重ねてきた自身や安堵感のようなものが見てとれます。
監修の椎名誠が冒頭に「沖縄のカミさんたちのファンである」との一文を寄せています。
思い入れたっぷりの文章が一部日本語的でなかったり難解になっていたりする点があったのと、巻末の読み物「沖縄コザ ビンカラ屋チルーの生涯」が本書のテーマと大きく食い違っていて、なんでここに載せるの?と異質感たっぷりだった点以外は、100点!
いい本にめぐりあいました。
2010.02.07
沖縄の離島45 島のめぐみの食べある記 〜伊藤麻由子

沖縄県には人が生活を営んでいる島が45あるのだそう。このうち行ったことのある島はいくつかなとふと思って数えてみたら、35でした。あと10島。沖縄有人島全島制覇はまだ遠い道のりだなぁ・・・。
沖縄の食と言えば、一般的にはゴーヤーやラフテー、沖縄そば、泡盛などが全国的に知られていますが、実際沖縄に来てあちこち見聞きし、食べるにしたがって、そのようなものはほんの氷山の一角で、もっともっと生活に密着した奥の深〜い食べ物がたくさんあるのだなと思い知らされることになります。
本書では、45の島の人々がいつも食卓に並べているようなよそいきでない食べ物を、島ごとにきれいな写真入りでピックアップしています。
久高島のイラブー汁とアセロラ、伊計島のパパイア、古宇利島のウニ、渡名喜島のモチキビ、粟国島のソテツ料理と塩、南大東島のラム酒・インガンダルマ・大東そば・大東寿司、石垣島の重箱料理・島味噌・ガザミ、小浜島のモズク、竹富島の島醤油とピパーチ、伊良部島のカツオ、多良間島のパナパンピン・・・などなど。
島はそれぞれに、実にバラエティに富む食文化をもっているのですね。
著者は放送作家を経て沖縄移住を果たした1964年生まれの女性。かなりのガチマヤー(食いしん坊)のようで、取材を申し込んだ島の人の家に行ってはなんでもおいしそうに食べています。(笑)
そうそう、なんでも自分で食べて確かめてみないとね。
2010.02.06
ひたすら歩いた沖縄みちばた紀行 〜カベルナリア吉田

「車を降りて、歩きたい」
どのきっかけでそう感じたか、はっきりと覚えてはいない。どこか大通りを通過中、隙間に延びる路地の突き当たりに商店か何かが見えて、行ってみたいとふと思ったのだろう。
まだ見ぬ沖縄が、大通りの裏側にある。沖縄について訳知り顔に文章を書く前に、路地裏をもっと歩くのが礼儀だと思っていた。そこには開発のうねりが届かない、昔ながらの沖縄があるかもしれない。あってほしい。沖縄と初めて出合った頃のワクワク感を、もう一度感じたい――。
プロローグで、本書を著すきっかけとなった著者の心境が記されているくだりですが、この心境、わかるなぁ。旅は、歩いてこそ見えてくるものがあるものな。
また、こんなことを書くとおれもトシだなあとつくづく思うのだけど、おれも今から17年前に初めて沖縄の土を踏んでそのニッポンではないようなエキゾチシズムと、本来のニッポンの風情と思われる景色や情緒とのアンビバレンスにいたく感動したものですが、ここにきておれの愛する沖縄は、その表情を内地のそれと同じようなものに急激に変貌させつつある、と思う。
国際通りで歩行者天国が始まり、新しい道が次々とでき、見上げるようなホテルが続々と建った。アジアンテイストの居酒屋やカフェがたくさんできた。と思ったら、すぐに閉じられ残骸だけをさらしている。沖縄は今、凄まじい速さで変貌しているのです。
道端に残る沖縄本来の風景を探して吉田さんの足は、那覇の街はもちろん、北谷の謝苅坂(じゃーがるびら、と読みます)や旧嘉手納ロータリー周辺、普天間のスージグヮー、名護十字路界隈などへと向いていきます。
行き先では、そこの人たちとの出会いやゆんたくの成り行きなどから、居酒屋で飲むことになったり、必要以上に食べものを摂取したり、なぜかしょっちゅう床屋で散髪したり。(笑)
吉田さんはそうとうに人懐っこい人のようで、おそるおそる入った店などでもすぐにその場に溶け込んでしまう様子が印象的。その溶け込み方はとても謙虚そうで、地元の人たちがいやな思いや負担感をまったく感じずにいる様子も見えてきます。
おれの場合ここまで地元に合わせて馴染んでいくことはちょっとできそうにないので、これからも吉田さんの沖縄旅行記を読んで疑似体験していこうと思います。肩の凝らない筆致もなかなかいいですよ。
2010.02.05
らーめん二段の男煮干しラーメン 〜長井市
午前中長井に用事があり、終了後の11時半、昼飯にと開店すぐに初訪問。長井では屈指の評判ラーメンのようなので、ぜひ寄ってみたかったのです。

男煮干しラーメン650+100円。う〜ん、写真がピンボケだ・・・。
口径の小さいドンブリで登場したときはおいおいこれで大盛りかよと思いましたが、けっこう深みがあり、十分な量でした。
ガツンとくる煮干しスープですが、煮干し系ラーメンにありがちな粉っぽさはなく、なかなか美味い。ドンブリの形状からスープの量自体は多くありませんが、飲み干すのに適量です。
麺は極太。米沢の麺屋いなせといい勝負。ガッツリとした食感で、ちょっと製麺所製っぽいところはあるけれどこれまたステキ。
トッピングは、多めのネギ、とろとろのチャーシュー、いい味のメンマ、それに、生の春菊が添えられていました。春菊は苦味があって悪くありませんが、なんだか鍋物を食べているような気になったり・・・。この春菊、どうやら海苔の代わりのようです。
全体としては、新作系ラーメンとしては十分に評価できますが、「オレは中華そばが好きなんだ」という人は別の店を選んだほうがいいと思います。それぐらい徹底したユニークさがあります。
店員のオニーサンたちは、あいさつや相槌代わりに「オス」、「押忍」と男らしくかつまたさわやかな声を出し合います。これを聞いているだけでもなかなかおもしろい。(笑)
きっとつけ麺が美味いのだろうな、こういう店は。ふつうのラーメンもあるし、そのうちまた行ってみよう。
店の詳細は、こちらのページをどうぞ。

男煮干しラーメン650+100円。う〜ん、写真がピンボケだ・・・。
口径の小さいドンブリで登場したときはおいおいこれで大盛りかよと思いましたが、けっこう深みがあり、十分な量でした。
ガツンとくる煮干しスープですが、煮干し系ラーメンにありがちな粉っぽさはなく、なかなか美味い。ドンブリの形状からスープの量自体は多くありませんが、飲み干すのに適量です。
麺は極太。米沢の麺屋いなせといい勝負。ガッツリとした食感で、ちょっと製麺所製っぽいところはあるけれどこれまたステキ。
トッピングは、多めのネギ、とろとろのチャーシュー、いい味のメンマ、それに、生の春菊が添えられていました。春菊は苦味があって悪くありませんが、なんだか鍋物を食べているような気になったり・・・。この春菊、どうやら海苔の代わりのようです。
全体としては、新作系ラーメンとしては十分に評価できますが、「オレは中華そばが好きなんだ」という人は別の店を選んだほうがいいと思います。それぐらい徹底したユニークさがあります。
店員のオニーサンたちは、あいさつや相槌代わりに「オス」、「押忍」と男らしくかつまたさわやかな声を出し合います。これを聞いているだけでもなかなかおもしろい。(笑)
きっとつけ麺が美味いのだろうな、こういう店は。ふつうのラーメンもあるし、そのうちまた行ってみよう。
店の詳細は、こちらのページをどうぞ。
2010.02.03
五十番飯店上海厨房のあんかけ焼きそば 〜山形市
このごろちょっと焼きそばづいています。それもあんかけ系の。(笑)
北海の五目焼きそばとくらべてみたらどうなのだろうと思って、上海厨房へ。

ココのはレギュラーなあんかけ焼きそば。
具の数を数えてみたら、12種類入っていました。
白菜、ほうれん草、筍、タマネギ、キクラゲ、椎茸、ボンレスハム、むき海老、イカ、うずらの卵、ヤングコーン、ナルト。なお、後半の5品目は1コずつ。
味のほうは、スタンダードな感じでおいしい。麺のキツネ色の焦げ目も適当だし、全体として甘くもなく辛くもなく、極めて常識的な味だと思う。
だが、なにか物足りない。それが何なのかを考えていて思ったのが、「豚肉」なのではないか。
前回ココで食べたスーラータンメンの旨みは豚肉が担っていると感じたのだが、コチラにはなぜか入っていないのですよ。
豚肉というのは偉大で、ちょっと入っただけで平板な味に深いコクが加わるものなのですね。
まぁ、店にしてみれば、ウチの五目焼きそばは海鮮系の風味がウリなのだから豚肉ナンゾは入れないのだ――ということなのだろうと、だいたいの想像はつく。
ならば、なのだが、もっと魚介系の具を加えて、その持ち味を鮮明にすべきなのだと思う。
840円はやや高めか。
店の詳細は、こちらのページをどうぞ。
北海の五目焼きそばとくらべてみたらどうなのだろうと思って、上海厨房へ。

ココのはレギュラーなあんかけ焼きそば。
具の数を数えてみたら、12種類入っていました。
白菜、ほうれん草、筍、タマネギ、キクラゲ、椎茸、ボンレスハム、むき海老、イカ、うずらの卵、ヤングコーン、ナルト。なお、後半の5品目は1コずつ。
味のほうは、スタンダードな感じでおいしい。麺のキツネ色の焦げ目も適当だし、全体として甘くもなく辛くもなく、極めて常識的な味だと思う。
だが、なにか物足りない。それが何なのかを考えていて思ったのが、「豚肉」なのではないか。
前回ココで食べたスーラータンメンの旨みは豚肉が担っていると感じたのだが、コチラにはなぜか入っていないのですよ。
豚肉というのは偉大で、ちょっと入っただけで平板な味に深いコクが加わるものなのですね。
まぁ、店にしてみれば、ウチの五目焼きそばは海鮮系の風味がウリなのだから豚肉ナンゾは入れないのだ――ということなのだろうと、だいたいの想像はつく。
ならば、なのだが、もっと魚介系の具を加えて、その持ち味を鮮明にすべきなのだと思う。
840円はやや高めか。
店の詳細は、こちらのページをどうぞ。



